「肌のカサつきが気になる…」「のどがイガイガする…」 秋の空気や夏のダメージによる乾燥は、早めのケアが大切です。
2024年9月放送の『趣味どきっ!』第3回は、「肌やのどにうるおいを!」がテーマ。 体の中から「うるおい」をチャージして、乾燥から身を守る「肺」を労わる薬膳レシピやツボが紹介されました。
本格的な冬が来る前に、乾燥に負けない体づくりを始めてみませんか?
- 木村 容子 先生 (東京女子医科大学附属東洋医学研究所 所長・教授)
- 山田 奈美 先生 (薬膳・発酵料理家)
お二人の専門家による、東洋医学の知恵と美味しいレシピをぎゅっとまとめてご紹介します!
9月は「温燥(おんそう)」の時期!体の変化に注目
東洋医学では、秋の乾燥を【燥邪(そうじゃ)】と呼びますが、特に9月頃の残暑が残る乾燥を「温燥(おんそう)」といいます。
- 温燥の状態: 夏の熱気と秋の乾燥が混ざり、体に熱がこもりやすく、のどが渇いたり肌がピリついたりします。
- 養生のポイント: 夏よりも「早く眠る」ことが、体内のうるおいを守る一番の秘訣です!
香りと眠りで乾燥対策!アロマの活用

乾燥する時期は、おうち薬膳とあわせてアロマを活用することもおすすめします。
乾燥対策の味方「ゼラニウム」
乾燥対策には🌺「ゼラニウム」が効果的です。 肌の老化や乾燥対策のほか、ホルモンバランスをととのえる働きがあるといわれています。
- 中医アロマの視点:ゼラニウムは「うるおい」や「エイジングケア」と関わりが深いとされています。
- おすすめの取り入れ方:
- ホホバオイルで希釈して、ボディートリートメントに。
- バスソルトに混ぜて、香りに包まれるバスタイムに。
アロマで「気」を巡らせて健康に
東洋医学では、アロマには「気」を巡らせる効果があると考えられています。
「気」は食事や睡眠でも補えますが、それだけでは不十分です。気を全身に巡らせてこそ、私たちは健康に動けるのです。
呼吸を深くする「ティートリー」と「ユーカリ」
また、東洋医学的な観点から、この時期におすすめのアロマには、肺の気を補う葉また、東洋医学的な観点から、この時期におすすめのアロマには、肺の気を補う🌿「ティートリー」や「ユーカリ」などもあります。
森林浴のような心地よさ:すっきりとした気分を味わえ、乾燥肌などの肌トラブルにも効果的だといわれています。
肺へのアプローチ:肺に働きかけて呼吸を深くしてくれます。
【レシピ】体の中から潤う「肺」を補う料理
スーパーで手に入る「白い食材」や「豆類」は、肺を潤す強い味方です。
【豚肉豆乳鍋】
- 豚薄切り肉:200g
(しゃぶしゃぶ用) - ほうれんそう:3~4株
- ねぎ:20cm程度
- 水:500mℓ
- 無調整豆乳:300mℓ
- 昆布(5cm角):2枚
- 塩:小さじ1
- しょうゆ:さじ2
- ごま油:大さじ1
つくり方
- 鍋に水と昆布を入れ、1時間ほどつけておく。
- 豚肉は食べやすい大きさに切る。ほうれん草は根元に縦に切り込みを入れて4cmの長さに切る。ねぎは斜め薄切りにする。
- ①に塩、しょうゆ、ごま油を入れ中火にかける。煮立ってきたら昆布を取り出し、豆乳を加える。
- 沸騰食膳に②を加え、さっと火を通したら出来上がり。
※好みでゆずこしょうをつけたり、すりごまを混ぜたぽん酢につけたりしても。

養生point!
秋の乾燥対策は、お鍋で賢く解決! 豆乳で「肺」を、ほうれんそうで「血」を補うことで、体の中からしっとり整います。豚肉の旨みも加わって、乾燥が気になる季節にぴったりの養生ごはんになりますよ。
【豆腐のチーズみそ田楽】
- 木綿豆腐:1丁(250g)
- みそ:大さじ1
- 粉チーズ:5g
(好みのチーズを削っても可) - 米油:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 白ごま:適量
つくり方
- 豆腐は紙タオルなどに包み、バットにのせる。その上に平皿やバットなどの重石をのせ、しっかり水切りをする。
- みそ、粉チーズ、米油、みりんを混ぜ合わせる。
- ①を半分に切ったら魚焼きグリルの網にのせて、両面に焼き色がつくまで中火で焼く。(片面焼きグリルの場合は、途中で返す)。
- ③の上に②を塗り、再度グリルで3~4分間、みそに焼き色がつくまで焼く。仕上げに白ごまをたっぷりふる。



養生point!
秋の乾燥対策には、チーズと白ごまをひと足し! チーズでのどの渇きを癒やし、白ごまでお肌をうるおす。 いつもの料理にパラっと加えるだけで、手軽に「肺」を労わる薬膳にグレードアップできます。
あと一品!スーパーの食材で整う簡単レシピ【ねばねば丼】
- オクラ:4本
- 長芋:(正味)100g
- もずく:30g
- みようが:1本
- 青じそ:2枚
- しょうが:1/4かけ分(すりおろす)
- だし:大さじ4
- しょうゆ:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 塩:少々
- ご飯:茶碗2杯分
つくり方
- オクラは塩(分量外)をふり、まな板でこする。沸騰した湯で1分間ほどゆで、ざるに上げる。水気をよくきり、ねばりが出るまで包丁でたたく。
- 長芋は皮をむいてすりおろす。もずくは食べやすい長さに切る。みょうがは小口切り、青じそはせん切りにする。
- だし、しょうゆ、みりん、塩を混ぜ合わせる。
- 器に盛ったご飯の上に、長芋、もずく、オクラの順にのせ、③を回しかける。最後にみょうが、青じそ、しょうがをのせる。
【きょうのイチオシ】肌の不調、のど・気管支を整えるツボ
東洋医学では「肺と大腸は表裏一体」と考えられています。肺を整えることは、肌(皮膚)の調子を整えることにも繋がるのです。
肌の調子を整える養生: ツボを優しく刺激して、気の巡りをスムーズにし、内側からうるおいを届けましょう。
番組で紹介された「うるおい」の4つのツボ
- 中府(ちゅうふ): 鎖骨の外側の下。呼吸を楽にし、肺の機能を高めます。
- 扶突(ふとつ): 首の横にあり、のどの腫れや痛みを和らげる効果が期待できます。
- 尺沢(しゃくたく): 肘の関節部分。肺にうるおいを与え、咳を鎮める代表的なツボです。
- 曲池(きょくち): 肘を曲げた時にできるシワの端。大腸の働きを整え、肌荒れやニキビ対策にもよく使われます。
まとめ|冬が来る前に「うるおい貯金」を!
秋の乾燥対策は、早めのケアが肝心です。薬膳レシピとツボ押し、そしてたっぷりの睡眠で、カサカサ知らずの体を目指しましょう。
テレビ番組『趣味どきっ!』の木村先生の分かりやすい解説と、テキストに掲載されている山田先生の美味しいレシピを参考に、私なりにポイントをまとめてみました。
この記事が皆さまのお役に立てたらうれしいです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【ご利用上の注意】 本記事で紹介している「おうち薬膳」の知識や「ツボ刺激」は、日々の健康維持・増進を目的としたセルフケア(養生)の考え方に基づくものです。
- 特定の疾患を治療する「医療行為」ではありません。
- 体調に不安がある方、妊娠中の方、現在医師の治療を受けている方は、必ず専門医にご相談の上で実践してください。
- 効果の感じ方には個人差があります。無理のない範囲で、心地よいと感じるセルフケアを心がけてください。
※内容の一部は、NHK『趣味どきっ!』および公式テキストの内容を参考に、執筆者の体験を交えて構成しています。

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